県指定無形民俗文化財。田結浮立は、1200年前に遡る神話から起こった奉納舞で、県下に数多い総合浮立の中でも最も多彩な種類をもつ芸能です。垣踊り、蛇踊り、月の輪、道具、掛打ち、狐踊り、銭太鼓、薙刀踊りなど室町末期の面影を残す垣踊りから、江戸中期の笛の曲を持つ行列の芸まで、いつの時代にか組み合わされ伝承されています。田結浮立は幕藩時代には諫早領御用浮立として重んぜられていて、歴史的、さらには県内の芸能分布上でも貴重な存在です。
住所 〒854-1123 諫早市飯盛町里
保持団体 田結浮立保存会