Vol.01 諫早の歴史
諫早眼鏡橋と白木峰高原

諫早市の花は、まるで可憐な貴婦人

 4月下旬から5月にかけて淡いピンク色の花を咲かせる「ツクシシャクナゲ」は、日本産のシャクナゲの中でも最も美しいとされる花です。 シーボルトによって命名され、その名が世界に広まりました。
 多良山系には約1万本が自生しており、昭和26(1951)年には「多良岳ツクシシャクナゲ群叢」として国の天然記念物に指定され、その後、平成17(2005)年には、市町合併を記念して諫早市の花に制定されました。
 毎年春には、諫早市高来町にある「しゃくなげ高原」で「ツクシシャクナゲ祭り」が開催され、豊かな自然の中で優雅に咲き誇る様子を楽しむことができます。その可憐な姿から「多良岳の貴婦人」と称されるツクシシャクナゲ。諫早ゆかりの貴重な花です。
花
花

とっておきの1枚が撮影できる
“映えスポット”

 諫早は映えスポット宝庫のまち。特に季節の花々が楽しめる場所は、フォトジェニックな1枚が撮れるとあって大人気です。
 諫早ナンバーワンの映えスポット「フルーツバス停」は、菜の花が咲く春とひまわりが輝く夏がおすすめ。イチゴやメロンのバス停と花々の競演がロマンチックな世界を演出してくれます。
 360 度まちを見渡せる諫早中央干拓地は雄大な景色が魅力ですが、4月下旬から5月上旬頃には、真っ赤にお色直しします。別名「ストロベリーキャンドル」と呼ばれる深紅の花が絨毯のように広がる光景は感動ものです。さえぎるもののない広大な場所で大パノラマの1枚が撮影できます。
 春は菜の花、秋にはコスモスが広がる白木峰高原も、外せない映えスポットです。特に菜の花畑の中に桜が咲き誇る時期は、幻想的でため息が出る美しさ。昼間はもちろん、空がオレンジ色に染まる夕暮れどきも印象的な写真が撮影できます。

しっとり派? 圧巻派? 
どちらも満喫したい諫早の紅葉

 秋になると、諫早のお寺は一層、風情を増します。諫早家の菩提寺である天祐寺にはイチョウの大木が色づき、落葉の時期には黄色の絨毯が現れます。またシーボルトも宿泊したという安勝寺の境内では紅葉の葉が赤や黄色に染まり、秋の散策スポットとして親しまれています。
 しっとりとした紅葉も趣がありますが、ドライブ途中に車窓から眺める紅葉もおすすめです。特に国道57号線沿いの県立運動公園前はメタセコイアの並木が続く、知る人ぞ知る紅葉スポット。樹高25メートルのメタセコイアは新緑の時期もさることながら、真っ赤に色づく紅葉の時期は圧巻です。公園内ではサッカー場、野球広場、テニスコート、ジョギングコース、駐車場…と、いたる所にメタセコイアが植えられています。車を降りて、スポーツと紅葉を一緒に楽しみながら、秋を満喫するのも諫早ならではの過ごし方です。
イチョウ
花

わざわざ出掛けたい! 花の名所2選

 諫早市森山町には、九州でも最大級の規模を誇る蓮の名所「唐比ハス園」があります。約2ヘクタールのハス池にはハスと睡蓮がそれぞれ12̃13種類あり、中には50年に一度しか咲かないとも言われている「双頭蓮」という珍しいハスも。見頃は6月中旬から8月上旬にかけて。比較的、長い期間楽しめますが、品種によって開花時期が異なるため、何度か足を運んでみるのもいいかもしれません。
 また花が咲くのは午前中のみで、昼には閉じてしまいます。この時期は午前中といえども熱い日差しが照りつけるため、早起きして出掛けるのがおすすめです。園内には遊歩道が整備されていますが、汚れてもいい靴が安心。もちろん、日傘や帽子もお忘れなく。仏教では極楽浄土に咲くと信じられているハスの花。その美しい姿は早起きの価値ありです。
 早起きの次は、遠出してでも見たい花をご紹介します。それが多良岳の「オオキツネノカミソリ」です。7月中旬から8月上旬にかけて、山は鮮やかなオレンジ色に染まります。「オオキツネノカミソリ」というちょっと変わった名前は、NHKの朝ドラの主人公のモデルともなった、あの牧野富太郎博士による命名です。細長い葉の形がカミソリに似ているから? 花の色がキツネに似ているから? 牧野博士は、一体どんな想いで名付けたのでしょうか。あれこれ空想しながらオレンジ色に輝く山歩きをお楽しみください。

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