Vol.01 諫早の歴史
諫早眼鏡橋と白木峰高原

江戸時代から続く
諫早の名物「うなぎ」

 諫早の名物といえば、うなぎです。古くは遠浅の干潟を有する有明海から市内の本明川を上がってくる良質なうなぎを名物としていたようで、今でも諫早では「おもてなし料理といえば、うなぎ」と言うほどに、広く親しまれています。
 諫早のうなぎは、かば焼きを二重底の楽焼の器で蒸すのが特徴で、ふっくらとろけるような食感が楽しめます。市内には、江戸時代から続く老舗やカジュアルな創作メニューが並ぶ居酒屋、うなぎを自ら養殖している店など、バラエティー豊かな専門店が見られますが、共通しているのは、それぞれの店が「焼き」と「タレ」に独自のこだわりを持っていること。地元の人は皆、お気に入りの店があるほどです。
 うなぎを使ったアレンジメニューを提供している店も多いため、諫早でしか食べられない美味をご堪能ください。
うなぎ
れんこん

海沿いで楽しむ
「幻のれんこん」と「かんぼこ」

 森山町唐比地区のれんこんは、生産者が少ないこと、手作業であることなどから「幻の唐比れんこん」と呼ばれています。
 唐比湿地といわれる泥炭層で育てられる唐比れんこんは鉄分が豊富で、ホクホクの食感と独特の粘り気が特徴。やみつきになる美味しさです。
 毎年、秋には収穫体験会が開催されていますが、参加できない方もご安心を。唐比ハス園のそばでは9月頃から4月頃にかけて、れんこんを使ったフルコースを楽しめる店もあり、趣向を凝らしたメニューが並びます。多彩な料理の数々はきっと、れんこんの常識を覆してくれるはず。
 また森山町のすぐそば、有喜町は「かんぼこ」のまちとして知られています。橘湾に面し、新鮮な魚が捕れるこのまちでは、昔からかんぼこ作りが盛んで、人気の蒲鉾店が点在しています。海沿いの道をドライブしながら、蒲鉾店に立ち寄ってアツアツの揚げかんぼこを頬張る。諫早っ子の楽しみ方のひとつです。

冬に行きたい!
小長井のかき小屋ロード

 国道207号線沿いに立ち並ぶかき小屋は、諫早の冬の風物詩。波穏やかな諫早湾はかきのエサがたっぷりな上、多良岳から山の恵みが流れ込むため、小長井町ではかきの養殖が盛んに行われています。小長井かきは身が大きく、加熱しても縮まないのが特長で、クリーミーな味わいが楽しめます。
 冬になると待ってましたとばかりに、この大粒の身が詰まったかきを求めて多くの人が目指すのが、かき小屋です。一口に「かき小屋」と言っても、かきだけでなく、ひおうぎ貝やサザエなど有明海でとれた新鮮な魚介類を一緒に楽しめる店や、海風を感じながら食事ができる店など、個性豊か。家族や友人たちと焼き網を囲んで、パチパチと炭火で新鮮なかきを焼く。そんな冬の特別な思い出を作りませんか。
かき
おこし

縁起のいい「諫早おこし」で、
名を上げよう!

 諫早の伝統的なお菓子として知られているのが「おこし」です。おこしは江戸時代、藩が許可していた数少ない菓子のひとつで、現在でも米どころ諫早を代表する銘菓として親しまれています。良質の米に唐あくを加え、固める前に栄養価の高い黒砂糖を混ぜるのが特徴です。 「黒おこし」と「ピーナッツおこし」が定番ですが、近年は洋風のおこしが登場するなど、新しい味わいも登場しています。
 江戸時代には家を「おこし」、名を「おこす」と、多くの人に食され、庶民の縁起菓子として愛されていたほか、旅人の保存食としても活用されていたといいます。
 令和2(2020)年、「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」のストーリーが日本遺産に認定されました。諫早おこしは、その構成文化財にもなっています。美味しい水と米があるからこそ生み出される諫早おこし。ぜひ、お土産にどうぞ。

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