諫早観光物産コンベンション協会
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金泉寺・千手観音像
歴史
   
金泉寺は弘法大師・空海が創建したと伝えられ、多くの修験者が訪れていた場所です。800年余りに渡り神聖な山として知られてきました。
金泉寺にある千手観音像は市指定有形文化財。大陸系の千手観音像で、高さ137.5cmの木造寄木造(もくぞうよりきづくり)です。第7代茂晴公の母堂お糸の方が、元禄16年(1703)千手観音を太良岳金泉寺に奉安されました。お糸の方は大そう信心深い方で、持念仏を求め長崎に入港していた中国船にこれを頼むと翌年、500年も経つという古仏を持ってきました。
不思議なことに、お糸の方の背丈と同じで、崇高な御姿であったため、自分の家に置くのはもったいないと金泉寺に奉納され、この寺を菩提寺として崇められました。中国明朝末~清朝初期の様式をもち、通常の日本の千手観音と違い、頭上に十一面を備えていません。表情は大陸的な雰囲気を見せています。  
 
住所
〒859-0125  諫早市高来町善住寺1130番地1(標高約889m)
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